DAY2

内臓系高負荷トレーニングにより回復が遅い。

明日は勝負どころのハードコースをアシストする使命がある。
この日は体力温存しておく必要がある。
コースは高速リズム走行と全神経集中トレーニングに適した、おなじみのR20。

前日の作戦会議でやや弱った胃腸を気にしながら進むと、コースはイチョウ祭りへ突入。
約6キロ、両側にはすごい数の沿道ギャラリー、箱根駅伝並みである。
違いは・・・誰も応援してくれないことか?
もちろん「イチョウ祭り」とは名ばかりでイチョウを愛でている人などいないところが見事である。

すっかりペースを乱されたが、タイム計測開始地点へ向け集中開始。それにしてもいい天気だ。
TT開始地点から50キロ折り返しポイントまでほぼNON STOPで適度なUP DOWNと適度に抜いていく車やバイクのスピ
−ド感がマッチして意外と走りやすいのだ。
某大手店会長推奨の「酒まんじゅう屋さん」が今日のレース公認(有料!)補給ポイントなので、その少し先まで行って折り返すことにする。
コンビニ補給食よりあきらかに健康的なところがいい。

街道沿いの店の前のベンチで座って補給する、何だか妙にのどかだ。
あれ、レースはどうしたのかな??
復路のTT計測開始ポイントで、今日は新趣向を試みることに。

昨夜の議題で何度かその科学的正当性を主張した事実をを自らを実験台にして確認するのだ。
いつものギアよりひとつ軽いもので序盤を行き、心拍数、タイム、体感的苦痛感のデータをとる。
心拍はぎりぎりまであげる必要はなく、足なりのペースで。
出だしは、メーターを見る限り気持ち遅めの感じで、体感的にはややきつい。
ちょっと意外に感じる。が中盤から後半に期待通りの反応がでてくる。
通常これ以上ペースアップができない、というあたりで1つギアを重くすると(いつも使うギア
にする)と回転力の惰性効果も働き、同じ心拍でいつも以上のスピードが出た。

これで少なくとも自分のスタイルではこの理論が有効なことが確認できる。そのうち逆の実験もしてみよう。
もちろん筋肉量や身長・体重が平均以上のひとには必ずしも当てはまるわけではないだろう。
行きも帰りもちょうどいい角度から光を浴び、イチョウが綺麗だ。
指定距離に少し足りない分を多摩川で調整していると、前方からすごい勢いでダッシュしてくるのは・・ONAさんでした
。明日の山場に向けてもがいていたのだろうか?

それともいつもの練習なのかな。いつもだともう少し走ることが多い多摩川だが、今日はきりのいいところであがることにし、宿泊地に戻る。
明日のスタート地点集合は早朝のため、準備をして早めに眠る。