恐るべき韓国文化

ここ15年間、ヨーロッパ以外には自費で行ったことはなかったしこれからもないだろうと思っていたのだが・・。韓国だけがその例外となってしまった。
きっかけは格安航空券を探していて、偶然アシアナ航空が最安値だったこと。当時は成田発はソウル1泊する必要があり、その際に始めて韓国に入国したわけだ。(このあたりは以前にも書いてますが・・)
その後ヨーロッパに行く際にはほとんどアシアナ航空を利用することになり、韓国の文化が相当気にいっている。
文化というと大げさだが、身近な例で説明すると・・。
(1)食事
キムチなど全く食べる気もしなかった私でも、韓国では唐辛子、ごま油系の濃い味がたいへん気にいっている。なかでもサムゲタン、サムギョッサル、おかゆは実においしい。で、ついお土産に買ったりするのだが・・・日本ではなぜかキムチの臭いがダメです。やはり産地のものはそこで食べ、飲むのが断然いいようです。
(2)音楽
これは冬のソナタがはやっていた頃に、ドラマで使われている曲がかなり印象深かったたこともあり馴染みが早かった。欧州往復に何度も利用しているアシアナ航空。たくさんのチャンネルや番組でやはり機内では眠る時間も惜しんでそれをリピート。そのうちどうしても買いたいと思う曲名や歌手名を英語、日本語、ハングルで分かるかぎりメモし、明洞の地下街で日本語を話す店員さんに聞いてCDを買い・・。そして最近はスカパー(これは自転車レースを見るためだけに購入、契約していた訳ですが)でKBSWORLSなるチャンネルを発見し契約・・・。月々525円で・・・。しかし・・・・。今や音楽系番組があるとビデオ(未だにVHSビデオです、最近電気店に行くたびにこのテープ売場面積が狭まっていることに寂しさを感じるのは私ぐらいでしょう、今どき)をスタンバイし良さそうな曲を録画し・・・。そして僅か3ヶ月で10時間もの録画が・・・・通常いったん録画すると大体見ない(聴かない)のですが・・・日本でちょっと時間があるとそればっかり聴いています。車で(日本でもヨーロッパでも)聴くのは明洞で買った3枚のCDがほとんどだし・・・。
(3)ドラマ
 ただでさえ(2)で忙しく?、そのうえ常時自宅には図書館で借りた本が20〜30冊はあり(なぜか図書館カードは7種類位あるのです)、自転車三大レース(ジロデイアタリ、ツールドフランス、ブエルタエスパーニャはここ数年ご丁寧にも全ステージ、63もあるのです、スカパーで中継をしてくれるのです・・・)を見つつ録画するのも大変なのに・・・・。そうドラマでした。冬のソナタだけは何だかサラリーマン時代に見たのですが、ますは同じ監督の四季シリーズ。全て素晴らしいと思います、まあ好みもあるでしょうから人に押し付けはできませんが・・・。親が死んだときでも人前では泣かなかったはずの私でも?このシリーズ(もっとも泣けるのは「秋の童話」でしょうか?)では・・・。しかし恐ろしいことにこれ以外のドラマをふと何気なく見てしまうと・・・・、43%の確率で画面から離れられず、すぐにKBSホームページで放送予定を調べ、スケジュールに入れ、俳優の名前を調べたりして・・・。今や僅か3ヶ月なのに6時間テープが10本以上満タンです・・。いったいいつ見ればいいのやら・・・。そうこうちているうちに次のヨーロッパ出張(自称です?)の1ヶ月間不在期間が迫り・・・う〜んシリーズ最後まで録画できないお気に入りドラマが・・・。

まあ、そのうち飽きてくれないことにはお気に入りのヨーロッパに行く時間さえなくなってしまいます。今年の冬には始めて「ヨーロッパ行き帰りでも社員旅行でもなく」5日間ソウルに行きましたが、また寒くなったらソウルには行かなければなりませんね。ヨーロッパに1ヶ月滞在し、5000キロ運転し、1000キロMTBで走り、40時間山を歩き、レンタカーの窓ガラスを割られてMTBを盗られたり、帰国便が飛ばなかったり、乗り遅れたり、出張旅費節約等のためにスペイン北西部から東京に帰るのに朝3時に起きて車で500キロ走り、50キロの荷物を抱えてマドリードからフランクフルトのローカル空港からバスにのって(一部誇張あり・・・)・・やっと着いたインチョン空港でトランジットの4時間でわざわざ市内へ行かなくてもいいように・・・?

ということでもしここまで読んでくれて、かつ韓国好きな方は・・・(いなそうですね?)・・。