欧州便り① 

 7月のとある週、ヨーロッパへ行ってきました。
入国(ドイツ、オーストリア、イタリア、韓国、中国)
走行距離(4輪;1500キロ;最高速160キロ、2輪;210キロ;最高時速60キロ、最低時速4キロ)
行きは初めてのソウル経由。休暇で行く海外はほとんどヨーロッパ、の私にとっては始めての隣国韓国でした。独断と偏見によるソウルの印象派「(現在の中国+20年前の東京)÷2」。
ソウル中央駅から歩いて宿探し。どこか胡散臭げな古い街区が多い。とある地区で宿を決め(おおー片言の日本語が通じる、知ってはいたが・・)その地名に何となく聞き覚えがある気が・・。その名前のついた「国民学校」へ夜田立ち寄ってみる。もしかするとここって?翌朝チェックアウトの際聞いてみる。70年前に建てられた学校で、今でも75歳以上の日本のお客さんで、自分が昔通った学校と気付いて懐かしむ人が多いんですよ、と。
「孝行したいときに親はなし」という言葉とともに、自分がたま〜に行ってみたくなる出身の小学校や幼稚園のあるあたり、そしてそこで感じる思い。見せてあげたかったな・・・と少しだけこみ上げるものがあったのでした。
それにしても人の生涯について考えさせられる。偶々ソウル経由で、1泊しなくてはいけなったが目的地はヨーロッパ。ソウルの宿泊当ては成田の本屋で立ち読みしたくらい。何となく歩いて何となく決めた旅館のすぐ裏がその学校だったこと、小さい頃に何度も聞いたことのある話の中にでてくるその地名、学校名がふと記憶の奥から蘇る。夕刻の蒸し暑いソウルの坂道。。また来ることがあるだろうか?
 インチョンの空港では(そういえば)チェジュウがここからアメリカではなくヨーロッパへと旅立ったのだたっけ・・などと思い出し、昨夜サムゲダン(鳥)と焼肉(豚)を食べた、あとはもう2度とこないかもしれないこの国で思い残すことのないように・・・と、空港で牛肉入りスープ(クッパ?)を食べ、陸海空じゃなく鳥豚牛と制覇したのでした。