今年初の走行会

 是政へ馳せ参ぜよ、とのおふれが出ていた。
が、本日も単独での40里弱を走るかゆっくり湯治をする目的で走るかにすべしと
考えた。休養が足りたのか、昨日の三浦氏征伐の疲労は少ない。日昇る頃には目覚め
我如何に過すべきか今日一日を、と再考す。
 2週間後に迫る甲州冬の陣の極秘戦術も練らねばなるまいし、諸侯出陣の覚悟にみじんの迷いもないことをしかとこの目で確かめる用務もある。しかしてこの時期、伴走するには健康に否ずの2候と、健康的伴走を可能とする秘策をあみだした。
 善は急げと集合場所へ向かう。珍しく時間通りに到着。さすがつわものどもの集いだけある。南東方向をにらみ仁王立ちしている(でもなぜかニコニコうれしそう)ものあり、脛に傷を負い静養中と思われたに関わらず突如現れるものあり、御触れを出しながらもきっかり定時(四半時間定時の定めによる)に最後にあらわれるものあり。また辺りを見回すとまさに諸国入り乱れた戦国時代の様相、秘策を練りつつにやける軍団あり、西北へ向かう陣あり・・・。
 先陣をきり我が秘策を披露する。自陣の守りを固めるために遠征時間に限りのある保谷の守格殿には距離の短さを、自ら築いた陣の堅牢さに恐れなす感ありやの多摩丘陵北面守殿と修行を終え再度前線へはせ参じる喜びをかくしきれない多摩丘陵南面守殿には凍結した禁断の花園で思う存分暴れられる誘惑をほのめかす。異論なく承諾された我が作戦展開を早速実行すべく、先陣切り出撃したのであった。
(続く?かな)