小淵沢2次合宿3日目

はるか昔のことのようになったが懲りずに走行記を。
作戦会議通り南行き200キロコースに決定。さすがに3日目ともなるとモチベーションは低下気味。県道17号から、富士見あたりへ抜けて甲州街道。諏訪手前ではあちらこちらに御柱祭の飾りつけなどがある。杖突峠へ突入、予想通り勾配は約6%平均ほどで、上りやすいが疲労がしっかりと体内に残留しているため淡々と進む。峠手前の店のテラスから眺める景色は想像以上に素晴らしかった。峠近辺では山桜にソメイヨシノがまだ咲いていてなんともいい感じだ。ということは高遠はもう散っているのね。。見事な葉桜で閑散としている高遠を過ぎ、今日のハイライト長谷村から大鹿村へ。このあたりは本当になんとも雰囲気のあるところだ。スケ隊長の走行記を思い出しつつ、また車で始めて来たときのことも復習しつつ進む。お気に入りの道駅の芝生でおいしいパンを食べ昼食に。そして分杭峠。わかってはいるが中盤の直線上りがきついこと。強い向かい風をうけヘロヘロとのぼる。いやー、きつかった。
でもその分十分見合うだけの下りルートの素晴らしさ。清流、木の香り、満開の山桜、春の日差し・・・。この世の楽園のように思えたが、やはりそれもこれも辛いのぼりがあってこそですね。「上りで泣いて下りで笑う」久しぶりにサイクリングの基本に立ち返った気がした。
かつて寝ているうちに通過した小渋ダムから駒ヶ根へ向け北上。それにしても駒ケ岳ってこんなに見事な雪山だったのか・・としきにり感心。南アルプスも角度により見れるこのあたりも捨てがたい魅力があるな。しかしそんなことを考えているうちに着実に体力残量に黄信号が点滅。駒ケ岳の眺められる絶好のコンビニ前にへたりこみ補給。幸いな強南追風が励ましてくれ、何とか伊那へ。当初調子がよければ初のごんべい峠から奈良井に抜けて・・という案も暖めていたが「有り得ない」と一蹴されていた。既に頭のなかでは「日没後どれだけ走ることになるか」「安全でなりべく上らないコースは」の2点について超高速最高精度計算機が音をたてて回っているのだが、足と心臓にほとんどのエネルギーを横取りされているため期待ほどは回答がでてこなかった。初の有賀峠を選択、幸いのぼり勾配はゆるく諏訪湖南岸へ。
日没後の甲州街道は避けたいので、八ヶ岳高原へのぼるルートを選択。もういいんじゃないでしょうか?と何度か自問自答するも空しく上ること・・・。おぼろ月夜とたまに通る車のヘッドライトに何とか安全確認をしつつ夜の八ヶ岳高原をヘロリンヘロリンと走らせていただきました。貸別荘に停めてある愛車にたどりつき文明の利器の偉大さに感謝するひととき。恒例の焼肉屋さんで十分食べ、あとは快適ドライブ。。夜道走行も自転車に比べれば天国のような快適さでした。
走行200キロ 平均25.0/Hとどちらもぎりぎり合格点でした。
第3次小淵沢合宿、皆様の振るっての参加を期待しています。