ミュンヘン

 1年ぶりの空港に降り立ち外に出る。クリスマスから続く期間なのだろう、いきなり小さなスケートリンクが現れ子供たちやが綺麗なライトに照らされ、華やいだ空気が漂う。一瞬自分がどこにいるのかわからなくなるような、そんな世界。確かにこの方向へ降りて行くとSバーンの駅があるはずなのだが・・・。リンクを囲むようにチーズやバイエルンのお土産や、飾り物、グリューワインを飲む店などが立ち並んでいる。ふと我に返り、スーツケースを転がしてこれからホテルへ向かう自分を再最確し、エスカレーターを降りるとそこがホームだ・・・。
 ほとんど誰もが知っている大きな町で、こんな何気なくしゃれた空間をもてる空港のある街・・。歴史と文化と人々の努力・・・そうした積み重ねがあって、ごくさりげなく存在しているように見えるのだろう。